
「ピアノをできるだけ早く売りたい。でも、どこに頼めば良いのか分からないし、
なるべく高く手放したい…」
そんな悩みを抱えて検索している方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ピアノを素早く、そして損せず売るためには
“裏ワザ的なコツ” と “業者選びの基準” を押さえることが最重要です。これを知っているかどうかで、買取価格もスピードも大きく変わります。
この記事では、
- ピアノを早く売りたいときに使える3つの裏ワザ
- 後悔しないために知っておくべき業者選びの特徴
- 売却を成功させるための実践的ポイント
を分かりやすく解説します。
「とにかく早く売りたい」「高く買い取ってほしい」という方は、ぜひ読み進めてみてください。
ピアノを早く売りたい時に役立つ3つの裏ワザ

昭和の子供の習い事の定番といえば、書道・そろばん・そしてピアノでした。
当時は電子ピアノなどなかったので、上手くても下手でも大音量で近隣に
迷惑をかけつつ…(申し訳なかったな…)弾いていたものです。
電子ピアノが登場すると、従来のピアノは調律も必要だし、ボリューム調整ができないから
夜弾けないし・・・など、プロはタッチの歴然とした差がわかるんでしょうけれども
一般の人には利便性で電子ピアノに軍配があがるようになりました。
そこで、オブジェと化したピアノを売りたい!売れないまでも引き取ってもらいたい!
となるわけです。
裏ワザ① 複数業者へ同時査定を依頼する

やはり何事も一社だけで決めるというのはどうも・・・・
相見積もりをとり、比較するに越したことはありません。
ですが、いくつか注意事項もありますので、参考にしてください。
① 業者ごとの査定基準の違いを理解しておく
業者によって重視するポイントが異なります。
- 製造年式を重視する業者
- 状態や使用頻度を重視する業者
- ブランド嗜好の強い業者(ヤマハ・カワイなど)
査定額が違うのは当然なので、単純比較より、査定の根拠を見ることが重要です。
② 出張査定の「有料・無料」を必ずチェックする
- 無料出張査定の業者が多い
- しかし一部では「キャンセル料」や「出張費」を請求されることがある
依頼前に
「出張査定は完全無料か?キャンセル時の費用は?」
を必ず確認しておきましょう。
③ 複数業者へ依頼することを知られないようにする
まれに、他社の査定状況を聞き出そうとする業者もいます。
正直に話すと、査定が雑になったり価格調整される可能性も。
言われても
「比較してから決めます」
程度の回答で問題ありません。
④ 査定日程を効率よくまとめる
出張査定は搬出経路の確認が必要なため、立ち会いが必要です。
業者ごとに別日にすると負担が大きいので、
→ 同じ日に時間をずらしてまとめるのが最もラク
こうすることで比較もしやすくなります。
⑤ 業者によっては「当日即決」を強く促してくる場合がある
「今日決めてくれたら◯円アップします」
などの営業トークはよくあります。
悪いことではありませんが、
焦って即決すると他の業者の方が高かった…ということも多い ので、慎重に比較しましょう。
⑥ 査定前に自分で相場の目安を調べておく
相場を知らないまま査定を受けると、
安い金額を言われても気づけない ことがあります。
型番で検索すればおおよその目安は分かるため、査定前に把握しておくのがおすすめ。
⑦ 査定時に「付属品の有無」を統一して伝える
同じ条件で比較するため、以下を必ず揃えて伝えましょう。
- 椅子の有無
- インシュレーターの有無
- 保証書
- 調律記録
条件が違うと、査定額の差が比較しにくくなります。
裏ワザ② 売り時を見極めて依頼する

ピアノには「売り時」が存在し、タイミングを見極めることで
査定額が上がったり、スムーズに売れやすくなる
という大きなメリットがあります。
① 需要が高まる時期(2〜4月)が最も売り時
- 新生活シーズン
- 子どもの習い事が始まる時期
- 学校・教室でのピアノ需要が増える時期
この期間は業者側も在庫確保に積極的になるため、
買取額が上がりやすい=売り時 と言えます。
② 調律・整備がされている直後
調律の有無は査定に影響します。
調律済みで状態の説明がしやすいため、
調律後〜半年以内 がベストな売却タイミング。
調律が何年もされていないと、整備費用を理由に査定額が下がる場合があります。
③ 引っ越し・リフォームのタイミング
これは売り手側の都合ですが、
「運搬費をかけずに手放せる」という点で重要な売り時。
ピアノは移動だけでも数万円かかるため、
引っ越し前に売れば、運搬費を節約して売却額を最大化できる
というメリットがあります。
④ 使わなくなったと気づいた“早い段階”
ピアノは年式が古くなるほど価値が下がるため、
長期間置いておくほど査定額が下がりやすい傾向があります。
使わない状態が続くなら、
価値がまだ残っているうちに売るのが最適です。
⑤ 外観・内部の状態が良い時
汚れ・キズ・湿気による故障が進むほど、
買取業者は修理費を見込むため査定額を下げます。
特に、放置による以下の劣化が進む前が売り時:
- 鍵盤の黄ばみ
- 錆び
- 内部のカビ
- 音の狂い
状態が悪くなる前に売ることで、最大価値で手放せます。
裏ワザ③ クリーニングや簡単な手入れで印象を上げる

ピアノを売る前に、クリーニングや簡単な手入れをするだけで
査定額が上がることは珍しくありません。
専門的な修理までは不要で、自宅でできる範囲のケアで
“見た目の印象”を大きく改善できます。
① 表面のホコリ・指紋を丁寧に拭き取る
ピアノは黒光りする塗装が多いため、
指紋・ほこり・白い拭き跡 だけでも印象が大きく下がります。
- 乾いた柔らかいクロスで軽くホコリを取る
- その後、微湿らせた布で優しく拭く
- 仕上げに乾拭きしてツヤを戻す
※化学雑巾や研磨剤入りのクリーナーは使用NG(塗装が曇る場合あり)
② 鍵盤の汚れは“水拭きしすぎない”のがポイント
白鍵・黒鍵の汚れは目につきやすく、清潔感にも直結します。
正しい手入れ:
- 水を含ませた布を固く絞って軽く拭く
- 仕上げに必ず乾いた布で水分を残さない
- アルコールは変色の原因になるため使わない
鍵盤の黄ばみがある場合、無理に落とそうとすると傷むため、
軽いクリーニングだけでOKです。
③ ペダル周りをきれいにして“使用感”を減らす
ペダルは金属部分がくすみやすく、
「古そう」という印象を与えやすい場所です。
- 柔らかい布で軽く磨く
- 汚れがひどい場合は金属用クリーナーを少量だけ
(※付けすぎると床に垂れるので注意)
ペダルがピカッとしていると全体の印象が大きく向上します。
④ 蓋や脚部の“細かいホコリ”も見られている
業者はピアノの周りをぐるっと見回すため、
意外と「脚」や「側面の下部」のホコリもチェックされています。
- 蓋の隙間
- 脚部の裏側
- 本体と壁の間のホコリ
これらをサッと掃除しただけで好印象になります。
⑤ 敷物や周辺が汚れていると査定が下がることもある
ピアノそのものがきれいでも、
周りが汚れていると管理状態が悪い印象を与える ため、査定に影響することがあります。
- ピアノ下の敷物を掃除
- 周辺のホコリを軽く取る
- 楽譜や小物を整理しておく
「きれいに使われているピアノ」だと判断され、査定が上がるケースがあります。
⑥ 無理に内部をいじらない(開けたり掃除しない)
内部は繊細なので、素人が触ることで故障の原因になります。
内部クリーニングが必要な場合は、プロに調律を依頼するのが安全。
査定時に状態が悪くなっていたら本末転倒になるため、
手入れは外側だけで十分です。
まとめ:お世話になったピアノをできるだけ高く売ろう!

ピアノを早く、そしてできるだけ高く売るためには、今回紹介した
「複数業者の同時査定」「売り時の見極め」「簡単なクリーニング」
の3つを押さえるだけで成果が大きく変わります。
これらはどれも難しい作業ではなく、今日からすぐに実践できるものばかりです。
小さな工夫で査定額がアップし、売却までのスピードも一気に加速します。
少しでも高く、スムーズに手放したい方は、ぜひ3つの裏ワザを活用して、
納得のいく売却を実現してください。