「人は見た目が100%」というドラマを覚えていますか?2017年に桐谷美玲主演、水川あさみと元ブルゾンちえみも出演していたドラマです。
桐谷美玲が主演で「人は見た目が100%」なんて、イヤミすぎるでしょうタイトルが。。。と思っていたら、桐谷美玲始め出演の3人組は「研究に没頭していて見た目はもちろん女子力ゼロ」という役どころ。
丸の内にある化粧品会社と合併する事をきっかけに「見た目」の研究を始める。。。といったストーリーでした。
桐谷美玲が見た目にお構いなしで女子力ゼロの研究員の役なんて、無理がありすぎます。
予想通り、桐谷美玲がだんだん綺麗になっていくのが見られるわけではなく桐谷美玲は研究の成果とは無関係に、最初から綺麗で最終回も綺麗でした。
このドラマの配役を考えた人は、何で桐谷美玲にこの役をお願いしたのだろうと、今でも疑問です。
さて、今回はその「見た目」について書いてみようと思います。
どうやら人の「見た目」には法則があるらしいのです。
「ボロは着てても心は錦」なんて言いますがせっかく心が錦なら、ボロは着ていない方がいいに決まっています。
「見た目の法則」とはどのようなものなのでしょうか。
法則を知って、キレイになりたいですね~
見た目が55%【メラビアンの法則】を徹底解説
こんな法則があるなんて知らずにウン10年生きてしまいました。
失った時は戻せないので未来ある方々に情報を提供したいと思います。
メラビアンの法則とは、アメリカで活動をしているアルバート・メラビアンという心理学者が提唱したもので
「人がコミュニケーションを図る際相手の言葉は7%、声音などの聴覚情報は38%、そして視覚情報が55%という割合で影響を与えている」
のだそうです。これは割合を抽出して
「7-38-55ルール」
とも呼ばれています。何だか番地みたいですね。
「7-38-55番地」に住んでいる知り合いがいたら
「おっ、メラビアンの法則だね」と言ってみてはどうでしょう。
賢いと思われるかどうかについて、責任は負いませんが(笑)
検証方法は、矛盾した情報を与えてみる「竹中直人の持ちネタ方式」
この法則を導き出す為に、メラビアンがどのような実験をしたかを分かりやすく言うと
「竹中直人の持ちネタ方式」です。
分かりづらいですか?
竹中直人は、演技派の俳優として活動していますが、元は美大出身の芸人でした。
「笑いながら怒る人」という代表的な持ちネタがあり
メラビアンが検証に用いたのも、まさにこの方法です。
笑いながら怒った場合、人は視覚、聴覚、言語のうち、どれからの情報を信じるのか。
また、納得いかない表情で人を褒めた場合、人はどれからの情報を信じるのか、という実験を試みたわけです。
結果は笑う表情、納得いかない表情を最も信じるという結果になりました。
聴覚も合わせると90%以上を占める結果です。
この結果から考えると
「デートで大喧嘩をして、メールで詫びる」
というのはとんだ愚策だという事が分かります。
謝る時も視覚に訴えないとダメなんですね。
ますますウン10年が悔やまれます。
しまった!私も気をつけないと…
「人は見た目が9割」の法則
この「メラビアンの法則」の視覚と聴覚を合わせて見た目とし、
9割の法則にしたものは、ビジネスシーンでよく使われます。
確かに「採用試験の面接などでは、見た目が9割」
と言っても過言ではないでしょう。
私達も初対面の人と別れたあと、その人の何を一番思い出すかというと
「笑顔」だったり「目」だったりしませんか?
次にくるのが「声」でしょう。
初対面の相手が、例えめちゃくちゃ面白い芸人だったとしても、この順位は変わらないのではないでしょうか。
「話のネタが面白すぎて、顔忘れたわ〜」
なんて事はないわけです。
ただ、見た目だけが重要で、話の内容がどうでもよいわけではありません。
ここが、メラビアンの法則が誤解されやすいところです。
「見た目がものすごくカッコいいけれど、話がつまらなくて苦痛だ」
という男性、近くにいませんか?
メラビアンの法則を最大限活用できる別の心理学的法則「ハロー効果」
「視覚が55%の割合で重視される」
というメラビアンの法則を最大限に活用できる社会心理学の法則に
「ハロー効果」
というものがあります。
心理学の学者がさまざまに研究を重ねてくれているおかげで
「ある法則をパワーアップする別の法則」
があったりするのはとても面白いですね。
「ハロー効果」とは
「ある対象を評価する時に、一番印象的な部分に引きずられて、他の部分の評価もゆがめられる」
という効果です。
ものすごくシンプルに言うと
「見た目が良ければ、中身のない人でも多少中身があるように見えてくる」
というような効果です。
何てありがたい効果なんでしょう。中身のない人には朗報です(笑)
「見た目」に含まれる声の法則は「言語」の部分にも絡んでくる
メラビアンの法則で、聴覚の重要性は38%となっていますが聴覚は見た目の一部でもあり、7%にすぎない言語の部分にも絡んできます。
同じ言葉でも、素敵な声の人にゆっくり諭すように言われたら、何でも納得してしまうかもしれません。
詐欺のニュースがたまに流れますが、騙される人というのは決して見た目だけに惑わされているわけではありません。
話術や、話すときの声のトーンが信用に足るものだという判断をしてしまい、結果的に騙されるわけですから「声」の要素も見逃せません。
第一印象で「見た目55%の法則」を最大限に活用する3つのポイント
これまで述べてきたことを、初対面の第一印象にぎゅっと詰め込む3つのポイントは
①清潔感のある服装で臨む
②声のトーンは少し低めでゆっくりめに
③話術に自信がなければ、丁寧で誠実な会話を心がける
これで決まりでしょう。
ポイント3つだけ?よし!頑張る!
①清潔感のある身なりで臨む
今をときめく小室圭さんが、アメリカから帰国した時の髪型で叩かれていましたね。
そして、皇居に挨拶に向かった際のストライプのスーツが、これまたカジュアル過ぎると叩かれていましたね。
何だかモグラたたきを連想させるほどの叩かれっぷりですが、第一印象で判断される事は
「場をわきまえた身なりが出来ているか」という事なのでしょう。更に清潔感は必須です。
②声のトーンは少し低めでゆっくりめに
高い声の早口というのは、やや軽薄な印象を与えてしまいがちです。
初対面は信用されてナンボですから、声のトーンは1つ落とし、ゆっくりはっきりした口調が良いでしょう。
意識してゆっくり喋るというのは、自分自身の緊張をほぐす効果もあります。
映画「JAWS」のテーマ曲も、最初は
「ズーンズンッ♪ズーンズンッ♪」
とゆっくりなテンポですが、だんだん
「ズンズンズンズン♬ズンズンズンズン♬」と速くなり、すごくドキドキしますよね。
鼓動より速くなると、緊張感が増してしまいます。
意識してゆっくりと「皇族の方々の喋り」くらいな意識でも良いのかもしれません。
③話術に自信がなければ、丁寧で誠実な会話を心がける
スムーズに会話が出来る自信のある人は大丈夫でしょうが、初対面の人との会話に自信のない人は、発する言葉を
「丁寧に選んでいる」
かのように話してみましょう。
それだけで「思慮深い人」と思ってもらえて「誠実そうだ」という印象に繋がります。
まとめ:メラビアンの法則を使って第一印象をモノにする!
いかがでしたか?第一印象において見た目がかなりのウェイトを占めるのは、ある意味当たり前なのです。
すれ違う人が不審人物でないか、私達は常に見た目で判断しています。
「見た目アンテナ」
を張り巡らせて日々を無事に乗り切っているわけですね。
初対面の人と会う前には、この法則を参考に自分を客観視して、間違っても不審人物と思われないような身なりや振る舞いをしましょう。
健闘を祈ります(笑)