私は短調の曲が好きです。短調とは分かりやすく言うと「物悲しい・暗い」感じのメロディーです。
落ち込んでいる時に短調の物悲しいメロディーを聴き、どん底まで落としてから
「短調だけど立ち上がる気力が出る楽曲のサビ部分を聴いて立ち上がる」
というのが私の儀式です。
そこで今回は「短調のサビだけどやる気がでるクラシック・吹奏楽曲」を5曲紹介したいと思います。
短調好きには(いる?)きっと喜んでもらえるセレクトになっていると思いますよ!
短調とは何か
専門的に言うと「短音階で構成される調」の事で「主音と3度音が短3度で主和音が短3和音」
という事になるのですが、分かりやすく言うと「ドミソ」の和音が「ドミ♭ソ」の和音になる、という事です。
やっぱり分かりづらいですか?(笑)
それでは曲を聴いていただくのが一番ですね!短調好きのあなた、私がセレクトした曲で
「何かやらなければ」と血が騒ぐ使命感にかられてみて下さい!
交響曲第9番「新世界より」第4楽章/ドヴォルザーク作曲 指揮:西本智実
あまりにも有名なドヴォルザークの「新世界より」第4楽章です。私の大好きな西本智実さんの指揮で血が騒ぐ一曲です(笑)
「新世界」ではなく「新世界より」が正式名称なんですが、勘違いしている人も多い名曲です。
8分35秒あたりからの盛り上がりに血が騒ぎますよ(笑)
組曲「惑星」より「火星」/ホルスト作曲 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
世界的指揮者カラヤンの楽曲は、この曲に限らず演奏者が緊張しまくっているように聴こえるのは気のせいでしょうか(;^_^A
カラヤンの、一分の隙も許さないようなガチガチに完成させるさまが「火星」にぴったりなんですよね。
惑星の中で最も有名なのは「木星」だと思います。平原綾香が「え~ぶりぃ~で~ぃ♪」と歌っていた曲ですね。
ですが私は「火星」が1番好きです。燃えます。3分30秒くらいからの「来るぞ来るぞ感」をどうぞお楽しみさい。
アフリカンシンフォニー/ヴァン・マッコイ作曲 指揮:佐渡裕
高校野球の応援歌としてもおなじみのこの曲は、最初から最後まで燃えます(笑)
オリジナルは、もう少しテンポが遅く、それこそ象がのっしのっしと歩きそうな雰囲気なのですが、佐渡裕さん指揮くらいのテンポ感の方が元気出ますね!
この曲はオーケストラより佐渡さんのような方の指揮のもと、吹奏楽でアレンジした方が耳になじむ気がします。
エル・クンバンチェロ/エルナンデス作曲 指揮:瀬尾宗利
現在、洗足学園音楽大学の非常勤講師を務めている瀬尾宗利さんの指揮による「エル・クンバンチェロ」は衝撃です。
テンポが速い曲を「長調」と思っている人もいるかもしれませんが、この曲は「短調」なんですよ。
こんなにも指揮者も演者も心から楽しんでいる演奏はなかなかありません。
この曲を最後まで聴いたら元気が出ること間違いなしです!
幻想序曲「ロミオとジュリエット」/チャイコフスキー作曲 指揮:ヴァレリーゲルギエフ
ロマンティックなメロディーなら右に出るものはいない「チャイコフスキー」のロミオとジュリエットです。
燃えポイントは11分過ぎからですね。これまた「来るぞ来るぞ感」でワクワクします。
まとめ:短調の曲でも元気はでる!クラシックや吹奏楽は名曲ぞろい
いかがでしたか?短調の曲は確かにメロディーは暗いのですが、テンポ感や演奏のされ方によって「熱い曲」に変化します。
日頃クラシックや吹奏楽を聴き慣れない人も1度耳にしてもらいたいなぁと思います!