我が家にはマルチーズが二匹います。先住犬「てん」は1歳8ヵ月、後輩の「だい」は6ヵ月になります。
天使のてんと、大地のだいです。宜しくお願いします(笑)
さて、愛犬家の皆さんに大切にされて暮らしているワンコたち。ですが、同時に殺処分の問題などもクローズアップされ、日本のワンコの「地位」というのはまだまだ高いものではありません。
では、海外での犬の飼われ方というのは、どんなふうなのでしょう?今回は「海外での犬の飼い方」について書いてみたいと思います。
ヨーロッパは犬の地位確立の先進国
ヨーロッパでは、犬に税金をかけたり、犬なりの市民権を得ている国もあります。
【スイス】犬が立ち入れないところはない
スイス原産の犬は「セント・バーナード」「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」「ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ」です。
飼い犬としては、以前はラブラドールのような大型犬が主流でしたが、最近はチワワなどの小型犬が主流です。
スイスでは人間と犬との境目があまりなく、料金を払えば電車にも乗れますし、レストランや宿泊の為のホテルにも犬の同伴は可能です。
ハイキングにも連れていきますし、なんと「世界遺産」にも犬を連れて出かけることが出来ます。
なぜこのような事が可能かというと、以前は「犬のしつけ」が法律で義務化されていたんですね。
今は法律がなくても、どの家庭も当たり前に犬をしつけているという理由で法律は撤廃されています。
日本でも犬がきちんとしつけられてさえいれば、もっと連れていける所が増えるのかもしれません。
【ドイツ】動物は社会の一員であるという考え方
ドイツ原産の犬は約30種類いますが、中でも「ポメラニアン」「ミニチュアダックス」「ミニチュアシュナウザー」などが有名でしょうか。ドイツ原産の犬は「ジャーマン~」のように、最初にジャーマンが付くものが多いのも特徴的です。
原産の犬も多いドイツでは犬を可愛がる対象としてだけではなく「社会の一員」として扱います。
「犬税」があり、税金を払うと証明の札を犬の首輪につけます。
この税金は、道路上の犬のうんちの清掃などに使われておりヨーロッパではドイツの他にもオーストリア、オランダ、チェコ、スイス、フィンランドで導入されています。
犬を飼う上での決まりも細かくあり
- 21℃を超える日は、車内に犬を置き去りにしてはいけない
- 犬を1匹で長い間留守番させてはいけない
- 1日2回以上、かつトータル3時間以上外に連れ出さなければならない
- 生後12ヵ月までは鎖につないではいけない
など、かなり具体的なものになっています。日本ではこの決まりには当てはまらない家庭も多いのではないでしょうか。
「無駄吠えのしつけグッズ」を海外通販で発見!
犬のしつけの中でも、飼い主の頭を悩ませるのが「無駄吠え」ではないでしょうか。
私の姉が飼っているミニチュアダックスも、とても可愛らしいワンコなのですが
「人間は大好きだけど犬は嫌い」というワンコで、犬の姿をみつけるとすさまじく吠えまくります。
我が家のワンコも、吠えて噛まれてしまいました( ノД`)シクシク…
無駄吠えさえしなければ、もっといろんな場所に連れて行ってあげられるのに…と飼い主も悲しくなります。
ただ、ワンコの性格はあるにしても、無駄吠えはしつけで治せます。
トレーニングスクールに通う時間がない人は、ワンコが日常的につけている「首輪」にしつけ機能をつけてみてはどうでしょう?
私が発見したこの「首輪型無駄吠えしつけ器~ドラえもん風に~」は、全犬種対応。
無駄吠えでご近所にも気兼ねしている飼い主さんは、まず家の中で試してみることをお勧めします。
感度の強さが5段階に分かれていて、全犬種対応もうなずけます。
家の中で効果を確認出来たら、外に連れて行ってみましょう。防水機能もあるので雨や雪にも安心です。
無理なく無駄吠えをなくしていきたい飼い主さんは、試してみる価値はあると思います。
中東ではイスラム教の影響で犬を飼う家庭はあまりない
イスラム教では「犬は不浄(=きれいではないもの)の存在」という教えの為、特にイスラム圏では犬を飼う家庭はあまりありません。何だか残念ですが、犬を見ると怖がる人も多いと言います。
【トルコ】イスラム教の影響で「飼い犬」は少ない
トルコ原産の犬と言えば、犬界最強と言われる「カンガールドッグ」ですね。
カンガールドッグは大型犬でありながら、寿命は12~15年と長くなっています(大型犬の平均寿命は13年程度と言われている)。
時速50㌔で走り、噛む力は340㌔もあると言われており、軍用犬として活躍しています。
飼い犬が非常に少ないと先に述べました。飼い犬は外国から来た居住者が、本国から連れてきたものがほとんどです。
ですが動物愛護法が制定されており、動物にも「権利」があると考えられ、路上の犬は大切にされています。
オーストラリアでは保護犬を引き取り育てる家庭が30%
オーストラリア原産の犬は「オーストラリアン」という言葉がつく事が多いです。「オーストラリアンテリア」「オーストラリアンケルピー」「オーストラリアンキャトルドッグ」などがいます。
かつてイギリスの植民地であったオーストラリアはイギリスの影響で犬を可愛がる生活が根付いています。
ブリーダーから直接購入するスタイルが主流で、ペットショップからの購入は1割程度です。
大型犬が好まれており、ヨーロッパ諸国と同様に、トレーニングやしつけに関する意識が高いのが特徴です。
キャンベラなどの首都圏では1日1回は犬を散歩させることを義務付ける法律があり、違反した場合は罰金刑になります。その他にもご飯やお水など、飼うための基本的な条件が整っていない場合も罰金刑が科されます。
まとめ:犬は人間と共に生きていく存在として大切にされている
国によって、犬と人間の距離感に差はありましたが、おおむね大切にされている事がわかりました。
日本でも犬は可愛がられていますが「犬が生きる権利」は保証されているのか?と考えると、課題は多いように思います。
甘やかすだけではなく、人間社会で共に生きる一員として「しつけ」もしっかりしなければいけませんね。