料理人に転職するならユネスコ無形文化遺産の【和食】に決まり!

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皆さんこんにちは。今回はtanokunの息子「ミスターT」が執筆致します。

突然ですが皆さんの中に料理人を志している人はいますか?

実は私、和食の料理人をしています。

和食の世界ってどんなイメージがありますか?

「厳しい、長時間労働、低賃金」

正直言って良いイメージがある人の方が少ないんじゃないですかね?

実は私も就職するまでは皆さんと全く同じイメージを持っていました(笑)

そんなイメージもあって、今和食業界は深刻な人手不足に陥っています。

特にコロナの影響で、店で人を雇う余裕が無く

「人手が欲しいけれど、人を雇う余裕がない」

という完全なデッドロック状態に陥っている店が多くあります。

和食の仕事に就いている私にとっては非常に嘆かわしいことです。

さらに年々新卒で和食の世界に入ってくる若者が減っていて、いざ就職してもすぐに辞めてしまうのが現状です。

私も和食の専門学校を卒業して和食の世界に進みましたが、その時に一緒に卒業した同級生は半分以上が2年ともたずに離職していきました。

みんな口をそろえて言うのが

「思ってたのと違った」

どういう想像をしてたのか聞いてみたら

「一年目から包丁を握り、魚をさばけたりすると思ってた…」と。

ではなぜ思ってたのと違った店に就職してしまったのでしょうか。

どうすれば自分の思っているものとマッチしたお店を選べるのか。

これから就職する人の役に立つようなアドバイスをしようと思います。

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「調理師免許」よりも「現場で使える確かな技術があること」が重要

そもそも料理をする上で

「調理師免許」

が必須だと思っている人も多いのではないでしょうか?

確かに持っておいて損はないです。

国家資格ですし履歴書にも書けます。私も調理師免許は持っています。

しかし、料理の仕事をする上で調理師免許は必須ではありません。

私が就職したお店では

「調理師免許を持っているか?」

とは聞かれませんでしたからね(笑)

そもそも料理長クラスの人は、中学を卒業してそのまま料理の世界に入った人も珍しくないので、調理師免許を持ってない人もざらにいます。

なので「免許を持ってないとダメなのかな…」なんて心配は要りませんのでご安心を。

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長く続ける為に「無理のない就職先」を探すためのポイント3つ

就職する上で気になる事は他にも山ほどありますよね。

家から職場までの距離、給料、労働時間など、働くからには長く勤め続けられるよう、こうしたところには吟味が必要です。

通うのに辛くない距離のお店を選ぶ

まずは勤務地です。

個人的には家から1時間圏内が望ましいです。

店によっては寮がある所もあります。

社会保障や休みなどがしっかりしてる職場がいいなら大手ホテルのバイキングや、ホテル内に入っているお店が狙い目ですし土日、祝を休みたい人オフィス街のお店がオススメです。

飲食店でも、土日祝がお休みのところはあるんですよ。

時間や休みは気にせず、和食を極めたい人は銀座や麻布などいわゆる

「夜になっても人が大勢いる場所」がいいでしょう。

自分の目指す目標を明確に持つことで、自分にあったお店を選ぶことが出来ます。

興味のあるお店を見つけたら、まずはお客さんとして食べに行ってみる

次に大事なのは面接などの前に一度そのお店に客として食べに行くことです。

時間帯はお店の都合にもよりますが、

「あまり混んでいない、ディナー営業が始まったすぐ」くらいの時間がオススメです。

お店の雰囲気、接客の丁寧さ、料理のクオリティーなど見るべき箇所は沢山あります。

忙しい時間帯に行くと接客などがせわしなくなってしまい、本来のお店の姿とは違う場合があるからです。

ただ、完全予約制の店ならば時間は気にせず、自分の行きたい時間に行っても大丈夫です。

いきなり正社員ではなく、アルバイトから始めてみる

次に大事なのは就職前にアルバイトとして入ることです。

なぜかと言うと、いきなり社員として入社してしまうと、店の実態などがあまり分かっていない危険性があるからです。

暴力が平気で行われていたり、休憩が一度もなかったり。。。

残念ながらこうしたお店もまだ残っています。悪しき風習です。

バイトとしてとりあえず入れば、万が一このような事があった場合、すぐに辞められますからね。

自己防衛のためにもこれはマストでやってほしいです。

そもそもお店側もあなたの事をよく知らないので、お互いにとって良い事だと思います。

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給与面は「割が悪い」が、経験が積めることでペイできる

気になるのはやっぱり給料ですよね。

しかし現状は労働時間だけ長くて給料が低いお店がほとんどです…

そこを飲み込んで続けられるかが肝になってくるかもしれません。

しかし、大手の会社が上についている場合、低賃金で働かせるのは企業のイメージダウンに繋がるので、しっかりもらえる所が多い印象です。

バイトの面接を受ける時に、社員になった時の給料を聞いておくのは絶対に外せない大事なポイントです。

厳しいことは覚悟のうえで就職しよう

厳しさについてはどこのお店も甘いという事はありません。

生ものを扱いますし、それをお客さんに食べさせるのですから神経は常に尖らせています。

ミスしたら怒られるのは何も和食だけではないので、そこはある程度覚悟は持っていた方が良いでしょう。

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まとめ:転職組もたくさんいる!世界に誇れる文化「和食」を受け継ぐ人になれ!

見習いのうちは、誰よりも早く出勤して、開店の準備にあたることになるでしょう。

そして、店によっては終電を越しても営業している所もあります。

拘束時間についてはサラリーマンに比べたら、とんでもなく長いかもしれません。

それに加えて個人のお店だと、一般企業の会社員には保証されているような

「ボーナス、残業代、有休休暇」もないお店の方が正直言って多いです。

そんな業界にわざわざ自分から入ろうと思う人が減るのは当然のことですよね。

しかし、そんな中でも和食を志している人がいるのならば、それは業界にとっては非常に有難い存在です。

「いざ入ってみたけど想像と違った」

という理由で料理から離れてしまうのはもったいないです。

特殊な業種ではありますが、続けていくうちにそこでしか味わえない喜びや知識もたくさん得られます。

和食は「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されている日本の誇りです。受け継ぐ人になってみませんか?

良いお店と巡り合って、料理人としての人生が明るいものになる事を願っています!!


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