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はい、皆様こんにちは。「勝手にお悩み相談室」です。ネットでこんなお悩みを見かけました。
子持ちの専業主婦です。悩みを聞いて下さい。独身時代から仲の良いグループがあります。独身と既婚者ですが、子持ちはわたしだけで、みんな、働いています。
前にもいわれたのですが、働かないの?といわれました。なんとなく皆と距離があります。正直働く予定はありません。
結婚するまでの10年ちょっとはフルで働いていましたが、実家も遠いので、子育てをするために専業主婦になりました。
そして、もう遠からず、親が介護の年になるのでたぶん、働けないと思います。
端から見ると、なにしてるんだろう、とおもわれるのだなと、痛感しています。
ちなみに、旦那はなにもいいません。というより、やはり、私が家にいないと子どものことが不安みたいです。一般的には兼業主婦じゃないと、理解されないのでしょうか。
Yahoo!知恵袋より
…なるほど。専業主婦VS兼業主婦の構図って男女雇用機会均等法が施行されてからずっとあるものでしょう。そしてこれからもこの構図は続きます。
結婚生活や子育てに対するスタンスは人それぞれなので働かなくても旦那さんのお給料でやっていけるのであれば、無理に働く必要はないわけです。
子どもだって、学校から帰った時、誰も家にいないよりもお母さんが「おかえり」と迎えてくれる方が嬉しいでしょう。
……これは、専業主婦寄りの考え方です。私自身は完全に「働く」派です(笑)
出産前3ヶ月、産後3ヶ月以外はずーっと働いています。その間に離婚も経験していますが、働いている事で「どんな事をしてでも子供を食わせる!」というガッツはありました。
離婚はしないに越したことはないのかも知れませんが、働いていれば「人生に起こりうるさまざまな問題に答えを出せる選択肢が増えるのではないか」とは思います。
これは働く女性寄りの考え方です。みんな自分にないものは羨ましいと思うものです。
それぞれにメリットデメリットはあると思いますから、少し比較してみましょう。
専業主婦に対する「憧れ」
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働く女性からすると専業主婦に対する「憧れ」のようなものはいつもあります。
でもそれは、専業主婦の「内容」ではなくて
「自分が働かなくても食べていける状態」
とか
「会社での人間関係に煩わされない」
というように、現状の生活に疲れていることから生じる憧れともいえます。
専業主婦自体はそんなに「憧れられる」ような生活なのでしょうか。
専業主婦って羨ましい?
働く女性が専業主婦を「羨ましい」と思う理由は
「家庭外でのストレスに煩わされない」
という事があります。
顧客のクレームにお詫びをしたり、上司の理不尽な要求に頭を抱えたり
「嫌な同僚ともうまくやっていかなければ」
と神経をすり減らしたりする必要はないわけです。
働く女性からすると専業主婦は
「旦那の稼ぎに守られてぬくぬく」
しているように見えるんです。
経済的な心配がないという事は羨望と嫉妬の対象でもあります。
ですから専業主婦が何をしても、表面上の「羨ましい」の裏側に腹黒いものがあります(笑)
家をキレイに保っていれば
「そりゃ時間あるもんね」
とか、平日の午後に習い事をしていれば
「金と時間があっていいわね」
とか。
あ、こんな事を思うのは私だけかも知れませんけど!
たまにいますよ。豪邸に住んでいて、経済的には明らかに困っていなくても「自分磨き」の一環で働いている、という人が。
まぁ、そういう人って会社ではあまり使い物にはならないんですけどね。
「クビになったら大変!」
という危機感がないといいますか(;^_^A
「お金」って生活の基本ですから
「自分も働かないと生活が成り立たないから仕方なく働いている」
という女性にとっては専業主婦って羨ましいです、やっぱり。
専業主婦って暇だと思われがちだけど、そんな事はない
私はずっと働いてきているので、専業主婦の生活の実態は推測になりますけども
専業主婦って働く女性とは違った忙しさがあるだろうと思います。
PTAの集まりだって、行けない理由がないわけです。
私にしたらPTA皆勤なんて拷問以外の何物でもありません。。。
積極的に学校の集まりに協力するのも大変だなぁと思います。
そして、毎日の食事。
専業主婦なのに料理がヘタで毎回手抜いた食事しか出てこなかったら
旦那もさすがに黙っていないでしょう。
部屋だって
「キレイに保たなければいけない」
という至上命題のもとに掃除をするのは結構なプレッシャーではないかな、と思います。
洗濯物を溜めて
「明日のワイシャツない!やばい!」
とか言えないわけですよ。時間はたっぷりあるんですから。
書き連ねると、専業主婦の人の
「私、家政婦じゃないんだから!」
という代表的な怒りの声が理解できるような暮らしぶりです。
私はシングルマザーの期間がとても長く、もともと家事も苦手なため
今は身を粉にして仕事をする代わりに、水回りのお掃除はプロにお任せしています。
せっかくの休日に苦手な掃除で1日終わるなんて虚しい。
病んじゃうかも。
そして自分でやったところで大してキレイになるわけでもありません。
そんな非効率な事をするくらいならと、掃除はプロにお願いして休日を満喫することにしています。
専業主婦ってえらいなぁといつも思います。私には務まりません。
専業主婦である事がつらいとき
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このように、経済的に困っていない専業主婦は、はたから見るととてものんびりしています。
眉間のしわが縦に深く刻まれることなんか、きっとないでしょう。
とはいえ、専業主婦にももちろん辛いことがあるわけです。
パッと思いつくだけでも
「家族にしか自分の事を評価されない」
「世の中の流れに疎くなる」
「働いている友達と話がかみ合わなくなる」
「離婚を考えても踏み出せない」
などが思い浮かびます。
さらっと書き出したこの状態をつなげて考えると
「うつ」
になる可能性があるのではないかと推測できます。
ちょっと辛いですね、これは。
働いている友達と話が合わない
生活サイクルが全く違いますからね。
そもそも会えるタイミングを作るのも難しいのではないかと思います。
私も専業主婦の友達が土日に外出をしづらい、という話は聞きました。
私は仕事をしているので土日に会いたいわけですが
友達は土日にお休みの旦那さんに子供を預けて外出しにくいらしく
なかなか会えなくなっていきました。
普段のママ友とは違う、昔からの友達に会って、彼女もストレス解消したかっただろうと
思いますが、仕方ないんでしょうか。
仮に会ったとしても、こちらは仕事の話で彼女は家庭の話では
「大変だよねぇ」
の共通項が見つけにくい。
女性は共感を求めますからね。
「でしょでしょ~!」
と言い合えない会話は続かないわけです。
消化不良のような気持ちになってしまいます。
こうして専業主婦と働いている女性の話は何となくかみ合わなくなってしまいます。
離婚が考えにくい
専業主婦って、完全に旦那さんに守られていて離婚など考えつかないようなイメージがありますが
旦那さんとうまくいかない可能性がどこの家庭にもあるのは当たり前の事です。
私が離婚した時は、派遣社員という形で働いていましたが
それでも働いて良かったなぁと思いました。
私の旦那は私が派遣社員で働いているにも関わらず
「誰の稼ぎで生活出来ていると思っているんだ!」
という、昭和初期からタイムスリップしてきたに違いない人だったので(いや~別れて良かった!)
離婚一択でした。
このセリフを実際に言われた人って、あんまりいないんじゃないでしょうか。
貴重な経験でしたね。
さて、派遣とはいえ働いているという事は、決断を後押しするには充分でした。
もしこの時専業主婦だったら、旦那の言うとおりだから何も言えずに
追い詰められていたかもな~と思うと、専業主婦の人は
「社会生活とのつながりがない」
リスクを負いながら、家族の事だけ考えて生活しているのはすごいと思います。
ただ、専業主婦は離婚した後の生活を想像するのがとても難しい。
社会人としての生活とかけ離れた暮らしをしているので、仮に離婚して働き始めて、これまでのように
「家をきれいに維持できない」
「料理も洗濯も毎日する時間はとれない」
という事がいちいち
「離婚したからこんなことになってしまった…」
という気持ちにつながりやすいのではないでしょうか。
これは働いている女性だと、そもそも気にしないところなんですけども(笑)
そして、キャリアにブランクのある女性が正社員として働き口を見つけるのは思ったより難しいです。
パートや派遣だと比較的見つかりやすいかもしれません。
ですがパートでは社会保険などの問題もありますので、長く働くなら正社員で見つけたいところでしょう。
離婚を考え始めても、働き口がなかなか見つからず、くじけてしまう人も多いかもしれません。
専業主婦でも親権はとれるぞ!
仮に離婚を考えた時、収入がないことで「子供の親権が取れないのではないか」
と思っている専業主婦がいるかも知れません。
「子供にとってどちらと暮らしていく方が、これまでの暮らしと変わらずにいられるか」
という基準で親権を選ぶので専業主婦でも親権は充分取れます。
また、旦那の方もこれまで育児は妻に任せっきりの人が多いでしょうから
いきなり育児と言われても実際無理があります。
そんなわけで専業主婦でも親権は取れます。
だからこそ、離婚を考えたなら、まずは経済的基盤を整えなければなりません。
芸能人でも、子供が生まれてメディアに一切出なかったタレントがいきなりメディアに復帰し始めると
「離婚か?」
と言われるでしょう。
離婚するからにはしっかりした仕事が必須です。子供の為にも。
「うつ」注意が必要~理解してくれる友達を持とう~
家庭のあれこれを理解し、相談できる人というのは以外にも少ないものです。
専業主婦友達がいれば分かち合えるかも知れませんが、口の堅い専業主婦友達を選ばないと
「1人に相談したつもりがママ友みんなに相談したことになってしまう」
くらいのモンスターがたまにいますからね。
これは専業主婦に限った話ではないですけれど。
生活の辛いことは、小出しにしないと心の病につながったりします。
悩みを受け止めて理解してもらえる、出来れば同じような生活スタイルの友達がいると
安心できるのではないでしょうか。
まとめ:専業主婦も兼業主婦も、当たり前だがどっちも大変!
お悩みの女性は
「外で仕事を持っていないと理解されないのか」
とお悩みでしたが、専業だろうが兼業だろうが女性は大変です。
大変さの内容が違うので、話がかみ合わないのは当たり前です。
男性と違い女性が学生の頃の友達関係を長く続けにくいのは
女性の方が生活環境の変化が大きく、さまざまなライフスタイルがあるからでしょう。
古くからの友達と話がかみ合わなくなったなら、かみ合う友達を持ちましょう。
「今起きる悩み」は「今理解してくれる人」に話すのが1番なのです。
特に専業主婦の人は悩みの範囲が狭い分、内容が深くなりがちですから
身近に信用できる友達を持つことで、ずいぶん気持ちが楽になるのではないでしょうか。