
はい、皆様こんにちは。「勝手にお悩み相談室」です。今日も、ご本人と関係ないところで、勝手にお悩みを解決したいと思います。ネットでこんな記事を見かけました。
7歳の娘が咳払いのチック症持ちです。ご自身がチック症持ち、若しくはチック症持ちだった、またはお子様がチック症持ち、もしくはチック症持ちだったの方に質問です。どのようなことをすると、もしくはしないとチック症の症状が軽減しますか?
例えば、朝に日光浴をする、とか。お菓子を控える、とか。心当たりある行為がございましたら、何でも結構ですので、教えていただきたく、よろしくお願いいたします。
Yahoo!知恵袋より
私の息子も、5歳ころからチックの症状が出始めました。息子の場合は「目パチパチ」のタイプのチック症状でしたが完全になくなるまでには10年くらいかかったでしょうか。
チックの症状を知って、どう関わっていくかを考えよう

お悩みさんの娘さんは「咳払い」タイプのチック症なのですね。チック症はきっかけもさまざま、症状が出ている期間もさまざまです。チック症がどのような症状なのかを知って、ケアを考えてみるのがよいでしょう。
私の息子がチック症の間は、症状が出たことが正直ショックで、症状について詳しく調べる気力がありませんでした。お悩みさんの参考になればいいのですが。
チック症には運動性のものと音声性のものがある
- 運動性チック。。。まばたき、顔をしかめる、首を左右に振る、鼻をぴくぴくさせる、地団太を踏む、飛び上がる、肩をビクッとさせる
- 音声性チック。。。咳、鼻や舌を鳴らす、叫ぶ、同じ単語を連発する
電車や公共の場など、親が「おとなしくしていてね」と思う時ほど症状が出たりするものです。
精神的なものが影響している事が多いと言われ、当時の私はますます凹んでしまいました。
息子がチックを発症した頃は、思えばしつけをあれこれ注意していた

これが原因かどうかはわからないんですけれども。
5歳くらいになるとだいぶわんぱくになってきて、日ごろの行動で、あれこれ口うるさく注意する事が増えていたんですよね。
私も𠮟り方が上手ではなかったんだと思います。息子は、注意されればきちんと言う事を聞いていたのですが、そうした事が積み重なっていたのかもしれません。
ある日突然、目をぱちぱちし出して。最初は、保育園のお友達の真似でもしているのかなぁ?と思っていたんです。それで「目に良くないからやめなさい」みたいなことを重ねて言ったと思います。
わざとやっているんだと思ったんですよね。叱ってしまった事もありました。でも、一向に治らないどころか、ぱちぱちで目が疲れていると思うのに本人も止められないような、ただの目ぱちぱちだけではなく、ぱちぱちの間に「目ギョロリ」みたいなのも入ってきて「これはただ事ではない」と。
そうしたら実家の母が「これはチックじゃないのか?」と言い出しまして。おそるおそる、少しだけ調べた時点で「ああ、これは間違いない、チック症だ」と。
原因をみたら「精神的ストレス」とあるじゃありませんか。
我が家は母一人子一人。これはもう、間違いなく私の責任だと。そんなにも息子を追い詰めていたのかと、ものすごく自分を責めました。
だからといって、そこを境になんでも許すわけにはいかないし。ダメなものはダメだから、やっぱり叱る場面はあって。
叱ると「目ぱちぱち」が増すんですよ。「ああ、やっぱり精神的なものだったんだ」と。息子が目をぱちぱちするたびに、私の子育ての間違いを指摘されているようでほんとに辛かったです。
元関ジャニの渋谷すばるさん他、有名人にも「チック症」はある
有名なところでは、ビートたけしさんの首を回すものや、故石原慎太郎さんの目をぱちぱちさせるもの、元関ジャニの渋谷すばるさんの顎をカクカクさせるものなども、チックの症状の1つに挙げられるものです。
心が繊細だったり生真面目だったりする人に、プレッシャーがかかる状態が続くと症状が表れる事もあるようです。芸能人のプレッシャーというのは、それはそれは大変なものでしょうから、デリケートな心がチックという症状となる事もあるかも知れません。
息子は「熱性けいれん持ち」でもあり、影響を考えて薬には頼らなかった

息子がこの先大きくなっても「目ぱちぱち」が治らなかったら友達にいじめられたりするんだろうか。そうなる前に薬で治した方が良いのか、悩みました。
でも、息子は「熱性けいれん」持ちで「てんかん」の気もあるかもしれないと言われていたのでチック症の薬がけいれんの方に良くない影響を与えたりしたら嫌だなと思い、チック症の薬を飲ませるのは躊躇しました。
それと、我が家の場合は間違いなく「ストレス」だったのでそれが解決すれば自然に治る、と信じてもいました。
もし、このまま治らなくても「息子の個性」というふうに捉えて息子が生きにくくなるすべての要素から私が守る!なんて事も考えていました。
小学校に上がってからは、症状が出たりでなかったり。寒くなるとひどくなったり…というような事を重ねながら、徐々に症状はなくなりました。
中学を卒業するころには、ほぼ治っていたと思います。自分の意見をはっきり言えて、自分のやりたい道に進む強さを息子が持てた頃でした。
まとめ:症状が軽症で、長い目で見ることが出来れば「個性」にできるかも

我が家は「目ぱちぱち」という比較的おとなしめ?の症状だったのでこれで良かったのかも知れません。
ですが、お悩みさんのように「咳払い」タイプのお子さんや、「奇声を発したりするタイプ」のお子さんだと「静かな図書館に連れていけない」など、日常生活に支障をきたす事があるかも知れません。
お医者さんと相談して対処するのが良いかも知れませんね。お医者さんというと、これまた子どもが「大変な病気なのかも…」と心に悩みをもって、チックが悪化してしまうのではないかと、親は心配になってしまうんですけれども。
でも、普段どおりに生活するしかないですからね。子どもの顔色を窺いながら暮らすのも、ちょっと違う気がしますし。。。チックでお悩みの親御さんが医師に相談できるサイトもあるようです。活用してみるのも良いのではないでしょうか。

チックの症状がある時も「それが日常」と、気長に接してあげられるといいですね。