こんにちは。お笑い大好きミスターTです。あなたは「お笑いの大会」と聞いて何を思い浮かべますか?
キングオブコント、R-1グランプリ、THE漫才、一口にお笑いの大会と言ってもそこそこ数があります。
そんな中でも今回は「М‐1グランプリ 歴代優勝」のシーンが感動的だった3組について書こうと思います。
そもそもM‐1グランプリとは
M‐1グランプリとは島田紳助と谷良一が企画して、吉本興業と朝日放送(現:朝日放送テレビ)が2001年に創設した、コンビ結成から10年以内の若手漫才師を対象とした漫才のコンテストです。
審査の基準はただ1つ、「とにかく面白い漫才」。ちなみに出場資格を「結成から10年以内」と設けたのは
・若手を中心とした漫才の大会にするためという理由と、
・「10年芸人を続けても3回戦に進めないようなら、見切りをつけて他の道に進んだ方が本人にとっては幸せである」
という島田紳助の少し厳しいけれど愛のある考えによるものです。
現在の出場資格は「結成から15年」と少しだけ拡大され、チャンスのある芸人が増えています。
2010年に開催された第10回大会で一度終了しましたが2015年に復活しました。
2001年の第1回大会から一貫してステージや演出は格闘技のK‐1を参考にしており、まさに笑いのぶつかり合いにふさわしいですよね!
M-1グランプリ 歴代優勝者
2001年から2021年までで計17回の大会が開かれています。
そこで歴代の優勝コンビを紹介します!
- 2001年 中川家
- 2002年 ますだおかだ
- 2003年 フットボールアワー
- 2004年 アンタッチャブル
- 2005年 ブラックマヨネーズ
- 2006年 チュートリアル
- 2007年 サンドウィッチマン
- 2008年 NON STYLE
- 2009年 パンクブーブー
- 2010年 笑い飯
- 2015年 トレンディエンジェル
- 2016年 銀シャリ
- 2017年 とろサーモン
- 2018年 霜降り明星
- 2019年 ミルクボーイ
- 2020年 マヂカルラブリー
- 2021年 錦鯉
どうでしょうか!どのコンビもテレビで見ない日はないほど売れていますよね。
今見ても凄まじいメンバーです。特に2021年優勝コンビの錦鯉は衝撃でしたよね。
ボケの長谷川雅紀さんは大会の最年長優勝記録を塗り替えて、日本中のおじさん世代に元気を与えました。
M-1グランプリ 歴代優勝 感動シーン3選
どのコンビも優勝した瞬間はそれまでの苦労が報われた瞬間であり、グッとくるものがありますが、中でも2007年のサンドウィッチマン、2018年の霜降り明星、2021年の錦鯉には特筆するものがあります。
2007年 サンドウィッチマン
敗者復活からの鮮やかなM-1優勝劇は、毎年M-1グランプリが開催されるたびに「伝説」として映像が流れます。
敗者復活からのテンションは凄まじく、他の出場者のテンションとは一味違ったものがありました。
一度どん底を味わっていると怖いものなしの心境になるのだな、とM-1グランプリを見ていると、人生の縮図のような気がします。
その後現在に至るまでの活躍ぶりをみると、もともとの実力にM-1グランプリ優勝という自信を掛け合わせた「M-1グランプリの申し子」のようですね。
2018年 霜降り明星
2018年のファイナリストは和牛・ジャルジャル・かまいたち・スーパーマラドーナなど、M-1グランプリファイナリストの常連たちが名を連ねる熾烈な争いでした。
その中で「霜降り明星」はダークホースのような存在で、1本目の登場時にはおそらく「誰だこれ?」という人も多かったでしょう。
関西ではすでに賞レースに絡んでくる存在ではあったものの、全国区ではなかったからです。
ところがネタが始まってみると、その勢いのある漫才はぐいぐい観る者を引き込み、気づけば優勝をもぎ取っていました。
最年少優勝ということもあり、子供のようにはしゃぐせいやさんが印象的でしたね。
2021年 錦鯉
こちらは最年長優勝の錦鯉です。初代審査委員長の島田紳助さんからすると「芸人を諦めて別の道に進んだ方が本人のため」と言われるような芸歴の長さです。
日の目をみたことで、いろいろな芸人さんとのつながりがあったんだなぁという事が分かりますが、M-1グランプリで優勝しなければ、そうしたつながりも埋もれたまま。
この錦鯉が優勝した時は、その苦労が忍ばれ、審査員までもが泣いてしまった優勝の名シーンとなりました。
M-1グランプリで漫才をしていた時はなんだかいかつい印象だったまさのりさんも、とてもおちゃめで真面目な人柄のようで、遅咲きの花のこれからが楽しみなところですね。
まとめ:M-1グランプリ 歴代優勝の名シーンはこれからも
審査方法や審査員について毎年賛否両論巻き起こるM-1グランプリですが、芸人の目指す大会として存在していることそのものに意味があるのでしょう。
優勝者は例外なく知名度が上がり「芸人ドリーム」を体現してくれています。こうした大会があればこそ、芸人の腕も磨かれるというもの。
これからもM-1グランプリの歴代優勝者の名シーンが作られ続ける事を楽しみにしたいものですね!